発売日に買ってのんびり進めていたOUを昨日クリアしました。
かなりメッセージ性の強い、とてもインディーズらしい作品だなと。そこが良い。
ジャンルはピクチャレスク・アドベンチャーというらしく、緻密に描かれた手書き背景とアコースティックギター中心のサウンドが心地よいアナログな世界の中を歩きながらストーリーを進めていく形式。
アクション要素としては気になる所に「ふせん」を投げることでフレーバーテキストが出てきたりギミックを解いたりすることができます。
ゲームとしてはがっつりアクション!や誰もが泣ける感動的なストーリー!といった前のめりな感じのものではなく、正直途中で少し中弛みも感じましたが、あまり気負わず児童書のページを捲るような感覚で進めていくと丁度良いかと思います。気付くとどんどん沁み込んで行くので。
個人的には後半、このゲームの肝の部分が開示されたあたりからが良い意味でかなり刺さるものがあり、エンディング曲を聴いていたら自然と涙がこぼれていました。
なにかと だれかの あいだで。
これから様々なお話に触れる度になにかとのあいだにあるものへと思いを馳せることになるのだろうなぁ。
そう考えるとプレイ前後で少しだけ世界線が変わったのかもしれませんね。
これはたぶん、忘れられない作品になりそうです。
あ、steamでサントラ買おうかな。