FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH

PS5。約100時間。

ストーリーの致命的なネタバレは無しの感想。

 

FF7リメイクシリーズの2作目。

事前にあまり情報を見ずに体験版→本編とプレイしたので、オープンワールド的な探索要素とミニゲームがこんなに盛り沢山なことに驚きました。

プレイ前は「ネタバレを喰らわない内にクリアしたいからあまり寄り道しないで進めよう」と思っていたのですが、最初のグラスランドエリアを駆け回ってワールドレポートを埋めていくのが思いの外楽しくて方向転換。

結局エリア毎にワールドレポートとなんでも屋エストを全てクリアしてから進めていきました。

最後のエリアの探索要素を埋めた段階で80時間超。あとはクリアするだけかな?と思っていたらそのタイミングでこれでラストだからと言わんばかりにやりこみ要素がわんさか出てきたので、これはキリがないと思いとりあえず一度クリアしてしようということにしました。

いや、チョコボレースをちょろっとやっただけでこれは無限に時間を吸われる!となったので…w

そこからストーリーを進めてエンディングまでも思ったよりもボリュームがあって、気が付けば98時間でした。戦闘でやり直している所もまぁまぁあるのでトータルでは100時間超えてますね。

特にラスボス戦。連戦で3時間近く戦った最後の最後でこれは勝てないとなり立て直すために一度リセットしましたからね・・・

 

グラフィックの美しさは言わずもがな、音楽も一つ一つのクオリティが高い上にインタラクティブに展開するのでテンションが上がりますし、ミニゲームややり込み要素は遊びきれないくらい詰め込まれている。

リメイクという性質上キャラやストーリーは好みが分かれるとは思いますが、個人的にはかなり好きな部類です。

超豪華幕の内弁当のようなゲームで総合的には非常に満足度が高いのですが、気になる点はなくもないと言ったところですかね。

 

先に気になった点から。

ミニゲームはバラエティも作り込みも凄いことになっているのですが、一部これは微妙かなと思ったものも。

一番微妙だったのは召喚獣解析。これミニゲームにする必要ある?と思いました。

戦闘自体はバトルシミュレーターで行うので難易度を下げるための救済要素になっている都合で何度かやれば誰でもクリアできるものにしたのかもしれませんが、それならそれでもう少しゲームとして面白いものにしてほしかったかなと。

逆にストーリークリアに直接関わらないミニゲームは結構難しめなものが多かった気がします。コンドルフォートは難易度選択導入前にプレイしたのでなかなか大変でした・・・

あ、クイーンズブラッドは好きです!

あとはエリア探索は後述の通り基本的には楽しかったのですが、後半のマップのギミックが苦手というか。マップのつながりが直感的に把握しにくい部分が多々ありそこは結構ストレスでした。その辺りからネットで攻略情報をちょいちょい見るようになったかな。

とにかく色々な要素を全部やってから進めようもとするとボリューミーでかなりの時間がかかるので後半はだいぶ息切れ気味でした。途中まで全部埋めながら進めたのでラストまで頑張ろうとしてしまいましたが、もう少し早い段階で一回クリアしてクリア後にやりたいことを埋めていくスタイルに切り替えても良かったかな~と思いました。

 

好きな点。

まずは何と言ってもキャラクター同士の会話。

リメイククリア後にPS版FF7を25年ぶりくらいに再プレイしたのですがその時にクラウド以外のキャラ同士での会話がほとんど発生していないことに気付いたので、Rシリーズではその点をかなり力を入れて改善しているように感じました。ストーリー上の会話はもちろん、フィールドやダンジョンを走っている時のわちゃわちゃとしたやり取りがすごく良かったです。これはボイス付きだからこそかな。

そのおかげでPS版プレイ当時はそこまで好きというワケではなかったバレットやレッドⅩⅢ、ユフィが大好きになりました!

いやホント、こんなにバレットが好きになる日が来るとは思わなかったです…w

 

次にバトル。

アクションモードのノーマルでプレイ。ただし最後だけイージーに変更しました。

体験版の時に思いましたが今作のバトルは結構難しいです。

回避やパリィのタイミングがとにかく掴みにくい。適当にボタン連打しているとダメージを食らいまくって結構アッサリとゲームオーバーになることも何度もありました。

今作は戦闘中のリソース管理が結構重要で、回復にリソースを割かれるとジリ貧になります。リソースは敵の弱点を突く攻撃や行動に充てて、敵をヒート状態やバースト状態にさせてそこでアビリティやリミット技を使うことができれば大ダメージを叩き込むことができる!というのが基本的な仕組みです。

なので最初は苦戦した敵でも適切な行動をとれて有利な状況に持ち込むことができるとビックリするくらい簡単に勝てたりもします。それができた時がすごく気持ち良かったですね!

プレイアブルキャラは7人。それぞれ性能の差というか癖は結構あるので使いやすいキャラを見つけてそれに合わせたマテリア構成やアビリティを整えるのが良いかなと。個人的にはバレット、ユフィが使いやすくてクラウドとエアリスがちょっと使いにくかった…w

基本的には4属性で弱点を付けさえすればある程度ゴリ押しでも大丈夫ですが、終盤でそれを許してくれないボス戦がいくつかあるので、ガードタイミングの把握やアビリティの理解、バフ・デバフの使いどころは早めに抑えておいた方がいいと思いました。

自分はこれができてなくてラストで大苦戦。

まぁノーマルとイージーの切り替えはメニュー画面からいつでもできるので、ストレス溜めるくらいなら下げてしまった方がいいと思います。悔しいは悔しいけど!w

有終の美は飾れませんでしたが総合的には難しいけれどちゃんと理解できると楽しいバトルだという印象です。

 

エリア探索や世界設定。

PS版を再プレイしていたので今作の範囲がカームから忘らるる都までと聞いて「普通にストーリー進めるだけだとボリューム短すぎない?」と思っていました。

それがまさかこんなにボリューム満点な探索要素が用意されていたとは!w

オープンワールドではないですが、エリア毎にオープンワールドゲーム並みの探索とクエストを楽しめました。

ストーリーを進める上で必須ではないけれどやればやっただけ強くなれるし世界設定にも触れられるので、個人的にはある程度やりつつ進めるのをオススメします。

各エリアが思っていた以上に広大で、そして景色がとても良いのでチョコボに乗って走っているだけでも気持ちがいいです。カームやジュノン、コレルといった各拠点や周辺エリアってこういうイメージだったのだなぁと思いながらあちこち見まわしたりスクショを撮りまくったりしていましたねw

PS版ではあまり触れられていなかった各国や地域の設定、神羅との関係も深堀されていて、FF7ってこういう世界観だったのかと知っているはずなのに新鮮な驚きがたくさんありました。

 

音楽。

リメイクに引き続き今回もバリバリにインタラクティブですw

リメイクの時からこれが大好きで、特にボス戦での音楽の展開がホントに熱くて特に撃破した時に上手くアウトロ移行へのタイミングが合うとめっちゃテンションが上がりました!

あと今回はワールドマップが広がったおかげで前作よりも曲のバラエティが増えたのがイイですね。しかもアレンジ曲もオリジナル曲もクオリティの高いものが多くてとても良き。

今回もサントラが7枚組+1枚で曲数がすごいことになっているのですが、通して聴いているとどの曲もちゃんと聞き覚えがあって。最近こういう曲数がやたら多いサントラって聴いていて「こんな曲あったっけ?」となることが多いのですが、それがほとんどないのは曲がちゃんと耳に残っているからだなと。そのことに結構感動しました。

 

長くなってしまいましたが、そんな感じで気になる部分は少しありつつも十分楽しかったです!

次回作がラストになるはずですが、次はいったいどんな景色やシステムを見せてくれるのか。そして果たしてこの物語をどのように終わらせるのか。

発売を楽しみに待ちたいと思います。3年くらいで出てくれると嬉しいな!