2020年ゲーム棚卸その4

続きです。

 

Zelle

Android版。6/28クリア。2~3時間くらい。

ゲームキャストさんの紹介記事か何かでPVを見て気になったので購入。

若干ホラー要素のあるADV。最初は一人称視点での探索でしたがど中盤以降は見下ろし型で主人公を直接操作する場面が多くなりました。

戦闘は色合わせで正解をタップするシステム。シーンごとに色々とパターンが変わるので飽きはしないのですが結構意地悪なものも多いです。概ね初見殺しですが失敗してもそんなに戻されないのでそこまでストレスはなかったですかね。

ストーリーがどう展開していくのか先が読めなくて結構楽しかったです。ただゲーム内で語られていない部分も多いので雰囲気ゲーと言われればそうかもしれませんが、私は好きです。

音楽とその使い方が秀逸。ラストバトルの曲がとても良かったです。

制作者の方のHPにキャラの背景等が書いてあるのでクリア後に見るのをオススメ。https://www.bijutsukukann.com/


Ghost of Tsushima

8/12クリア&トロコン。たぶん60時間くらい?

E3発表時から気になりつつも「外国メーカーが作ったサムライオープンワールド」に若干不安を覚えていたのでしばらく様子見しようと思っていたところ、発売日に流れてくるツイートが面白そうだったので慌てて購入。そしてすっかり対馬の民にw

特筆すべきはグラフィックの美しさと、何と言ってもファストトラベルのロードの速さ。これとオープンワールドの面白さが両立しているゲームはなかなかないので素晴らしいと思いました。恐らく起動時にマップファイルをほぼすべて読み込んでいるのだと思うのですが、おかげでこのゲームを起動する度に我が家の旧型PS4が熱暴走でエラーが起きたりファンの回る音が爆音すぎたり…というのはありましたが、今後この速さがオープンワールドゲームのスタンダードになってほしいと思うくらいには快適でした。

画面から不要なものを取り除いたと言われている通り、ありがちなミニマップ等のUIはなく、「亡き父母が風や鳥になって主人公を導く」というシステムと世界観が結びついてそれを実現しているところに感動。

システムと世界観という意味では、戦闘で正々堂々正面から闘う武士道と闇討ちや暗器を駆使して戦う冥人スタイルを自分の判断で使い分けることができて、それが武士である主人公が物語を通じて苦悩し答えを見つけるストーリーと上手くリンクしているのが見事だなと。

ストーリー、グラフィック、音楽、システムがすべて「ゲーム体験」に集約しているのが感じ取れて満足感が非常に高いです。

難点を挙げれば中盤~後半あたりでスキルが出揃った後はやることが同じことの繰り返し(拠点攻め)になるのでそのあたりで一度飽きが来たのと、拠点攻略時にアイテム探索をする際にカメラをグルグル回す必要があるため何度か3D酔いをしました…。

それでも、普段は殆どやらないトロコンを達成するくらいこの世界にハマり込みましたね。

個人的に良いと思う部分は、攻略サイトを見なくてもほぼすべての要素を楽しめること、徹底的にやりつくさなくても(特に収集品)トロコンができるところ、リリース後すぐに旅人の装束のアップグレードが入ったところ。

そして、海外のメーカーがこのゲームを作ってくれたことに日本人として本当に感動しました。

ありがとう、Sucker Punch!


Root Film

8/15クリア。15時間くらい?

御神楽少女探偵団製作者の新作ADVと聞いて購入。

全体的に今時珍しいくらいオーソドックスなADV。島根を舞台にしていて観光案内要素を多分に盛り込んでいるため、無意味な移動が面倒なものの観光ガイド的な文章を読むのが楽しかったりもしました。

MAX MODE=犯人追及は3~5の選択肢から正解を選ぶだけなので意外とあっさり。トリックはしっかりしていたけれど、あまり自分で推理している感じではないですかね。

先ほども書いたけれどこういうオーソドックスなミステリーADVは今時珍しいので、作ってもらえるだけで嬉しいとは思います。が、このボリュームでフルプライス(定価7000円↑)はちょっと高いと感じますかね…。

後日談的なシナリオがもう少しあると嬉しかったかも。

 

創の軌跡

9/4クリア。45時間くらい。

軌跡新作ということで迷わずマイスターBOXを購入。

総合的に閃で不満だった部分がだいぶ改善されて個人的にはかなり楽しめました。

15年続くシリーズなので、特に閃では肌に合わない部分も多くなってきましたが、やはり今までのいろいろな話やキャラが繋がり先へ進んでいくのをリアルタイムで体験できるのは面白いです。特に今回は空3rd的なファンディスク要素の強いものなので懐かしいキャラやネタが満載で楽しかった。

戦闘。プレイアブルが50人以上という時点でまともにバランスを取る気はないですよねと(汗)

まぁ難易度が5段階で設定できるので好みに合わせて自分で難易度調整すればいいと思います。私はストーリーを読むテンポを重視したいので最近の軌跡はVERY EASY一択ですが。あ、いつでもハイスピードモードに切り替えられるのすごくありがたかったです。

ヴァリアブルレイジとクラフト0はぶっ壊れでしたが開き直って爽快感の方に全振りしているのは潔いと思いました。

テキスト。閃の時は「閃の軌跡構文(…あ…、見極めさせてもらう!、薫陶、雛鳥etc)」が読んでいてかなり煩わしかったのですが、今回の3ルートでそれを使っているのが閃キャラだけだったので、あれは閃で意図的にやっていたのかな?と。閃キャラ達の会話文も構文は残るものの前作までよりかは比較的すんなり読めたと思います。
音楽。正直なところ閃3、4はあまり印象に残る曲がなかったのですが、リィンルートの通常戦闘など今回は良いなと思う曲が結構ありました。なので久しぶりにサントラを購入しましたよ。
ストーリー。Cルートが好きです!
Cの正体は事前情報では全く予想できませんでしたが、よくぞあのキャラを起用してしっかり掘り下げてくれたと感心しました。

ラピス、なーちゃん、すーちゃんの新キャラ陣もとても良かった。特になーちゃんは最近の軌跡のメインキャラにはいなかったタイプで好きです。

Cルートは脚本が若手の人らしく、ちゃんとキャラクターが生きているのが感じられたので今後の作品でもメインで書いてほしいと期待しています。

冒頭にも書きましたがシリーズを通すともうだいぶ長い付き合いなので肌に合わない部分や受け入れ難い部分はありますが、そこにばかり注目してしまうと全然楽しめなくなってしまいます。良いと思える部分を受け入れて、できるだけワクワク感を持ってプレイしてシリーズ完結まで見届けよう・・・というのが閃3の時に確立した自分の軌跡シリーズに対するスタンスです。

思う所はなくはないけど、やっぱり軌跡は楽しいんだよね。

今後もこの気持ちを忘れないようにしていきたいです。