20211007の訃報

すぎやま先生、逝去。

 

哀しいというよりは今までありがとうございましたという感謝の気持ちの方が上回るような、訃報を聞いた時の中では少し不思議な感覚です。

おそらく30代より上のゲーム好き、とりわけゲーム音楽好きの中で知らない人はいないであろう偉大な存在。

ご年齢を考えると遠くない未来に別れの時が来ると10年くらいまえから覚悟はしていましたが、とうとうこの日がきてしまったのだなと。

生涯現役を貫かれたその姿はとても眩しかったです。

ドラクエファミリーコンサートにはとうとう行けなかったのですが、何年か前に行ったドラクエコンサートのアンコールですぎやま先生がサプライズで登場して指揮を振る姿を拝見することができて本当に良かったです。

 

ドラクエの音楽はゲーム中で聴くのはもちろん、ゲームの外での思い出もたくさんあります。

自分で一番最初に買ったCDがドラクエ4の8cmシングルだったり、ピアノ譜を見ながら家の安いキーボードで弾いてみたり。

あと忘れられないのが小学校6年の時の運動会。行進曲演奏で序曲を演奏したんですよね。あの時にトランペットで参加したことがゲーム音楽を自分で演奏する楽しさに触れた最初の機会だったと思います。

あの経験がなかったら中学で吹奏楽部には入らなかっただろうし、このことが確実に今にも繋がっているのだろうなと。

 

ドラクエの音楽が今後どうなるかとか気になることはありますが、その辺を開発側が考えていないはずがないでしょうからそれはまぁ追々情報が出てくるのかなと。

マチュア演奏周りのことも・・・まぁこれも今触れるのは無粋だと思うのでまた別の機会に。

 

すぎやま先生、長い間お疲れさまでした。

そして素晴らしい音楽とそこから繋がる様々な素敵な体験をありがとうございました。

どうぞ安らかに。