2022年上半期ゲーム棚卸2

探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.10「永劫会事件
Switch。4月29日クリア。約5時間。
「永劫会まで続いてくれ!」
鞠浜市民(癸生川ファン)がシリーズ復刻にあたり口を揃えて言っていました。私もその一人です。
私の場合は未プレイでずっとやりたいと思いつつも手段がないため諦めていたので、本当に念願の復刻配信でした。G-MODEアーカイブスさんありがとう!!
さて、ゲームの内容はというと、ここまでの作品でも言及されてきた癸生川探偵と生王さんの出会いのエピソード。
と言ってもシリーズのタイムラインのスタート地点というわけではなく、むしろ作品順にプレイしてきたからこそ楽しめる要素が多いものとなっています。
システム的には今回は4人の視点を入れ換えていくザッピングを導入。そのためか、読み手へのヒントの与え方もひっかけ方も丁度よく謎解きの難易度が良い塩梅となっているように思います。そのあたり、初期作品で賛否両論あったからシリーズ後半作品はかなり気を遣っている感ありますね。
ガラケーでよくこれだけのものができたなぁと思うのですが、如何せん扱っているテーマが重く・・・人によっては傷ついてしまう可能性も否定できず。ADVの中ではかなりの良作ではありますが気軽には勧められないというのが正直なところです。
ただ決してそのテーマや悩んでいるキャラクターを軽く扱っているわけではないので・・・。できれば面白い推理ADVをやりたいという人に触ってもらえると個人的には嬉しいです。

ファイアーエムブレム 風花雪月(2周目)
Switch。5月9日クリア。約85時間。
風花雪月無双が発売するということで。
1周目が王国ルートで主人公の正体やいろいろな謎が分からず終いだったため、無双をプレイするならもう1ルートくらいやっておいた方がいいだろうと思い、1周目の時から興味があった同盟ルートで始めました。
2周目なのでもう少しサクサク行くかと思いきや、1周目が98時間なので13時間くらいしか短縮できていないのかと少しびっくり。そりゃ全ルートやったら300とか400時間いくわな。。。
まぁ1年ぶりのプレイだったので学園パートで会話やアイテム拾いをじっくりとガルグ=マクフルマラソンしたからというのはありますが。
一方戦闘は指導レベルを上げることで育成がガンガン進められたのでサクサクどころかだいぶヌルヌルになりました。人によっては物足りないでしょうがSLG苦手な自分的にはこれくらいで全然ちょうどいいw
同盟ルート、話に聞いていた通り物語的な謎がほぼ解決されたのでかなり満足感が高かったです。話の展開もこれが正史か?と思うくらい王道な感じだったし。
今回は男主人公だったので女性キャラと結婚エンドを迎えられるはずだったのですが・・・この子と添い遂げたい!と思う子ができず。いや、みんないい子なので自分とよりも生徒同士で幸せになってくれというか。
なので結局ソティスを選んじゃいましたw
これはこれで満足なのですが、設定的に仕方ないのは承知の上ですがもう少し面白い展開になってほしかったかな。
お気に入りはラファエルとローレンツ。あとスカウトしたフェルディナンドも。
1周目がドゥドゥーエンドだったのですが、どうも初見のアクが強いキャラの方が好きになるようです。成長した時とのギャップが良いというかw
さて、残るは帝国ルートとDLCですが・・・まぁまた気が向いたらで。さすがに時間が。。。
とりあえず次は無双をプレイしたいと思います。

⑦春ゆきてレトロチカ
PS5。5月16日クリア。約18時間。
実写の推理ADVと聞いて買わずにはいられませんでした。
名家で100年続く、不老不死をめぐる殺人事件だなんてテーマとして素敵すぎる!
実写パートに相当力を入れているようでドラマは見応え抜群。映像的な演出も凝っています。
推理パートはパズルを解いていくつも仮説を生み出す→推理をまとめる→解決編で正しい選択肢を選ぶという流れ。
推理自体はかなりしっかりプレイヤーに考えさせる作りになっているので自分で謎解きに挑戦したい!という人は十分楽しめると思います。まぁこの手の作品はトリックに納得がいくかどうかや気に入るかどうかは好みによるところが大きいので、そこで評価が分かれるかもしれませんが。
あとパズル周りのUIが直感的に分かりにくかったり、仮説の量が無駄に多かったりするのがちょっと難点。
でも仮説の量の多さやまとめのしっくりこなさ具合など若干不親切に感じるシステムは自分で答えに辿り着いて欲しいというメッセージを感じますし、個人的にはそこはむしろポイント高いかなと。
ジャンル的な要因と実写ゆえの権利的な問題からか、このゲームはタイトル画面すらもスクショ撮影禁止という昨今の作品としては珍しい仕様。
そのせいか仕方ないとは言えなかなか口コミで面白さが伝わらないのが勿体ないと思います。
推理ADVが好きな人、実写ADVにロマンを感じる人には是非手に取ってもらいたいです。