ページをめくる手が止まらない本に出会えるのは幸せです。
「廃墟の片隅で春の詩を歌え」を読了。
上巻の「王女の帰還」は少し前に読み終えていて、しばらく積んでいた下巻の「女王の戴冠」を今日は電車移動の時間があったので読み始めました。
話の展開が気になりすぎてガンガン読み進めたのであっという間に目的地に到着。
用事を済ましている間も早く続きを読みたいとソワソワしていましたw
後半の展開にハラハラしつつ最後はスッキリ。
こういうのが読みたかったんだよー!と、読後感がめちゃくちゃ良かったです。
いわゆる女性向けライトノベルですが、最近流行りの異世界転生とか悪役令嬢といった要素はなく、ヒストリカル風な世界観で国や政治に翻弄される王女の激動の人生を追うストーリー。
昔は女性向けライトノベルというと個人的にはこういう系統か女子中高生の恋愛だったりホラーだったりのイメージが強かったのですが、最近は良くも悪くもライトというかテンプレ大喜利のようなモノが多いので・・・。
こういった作風でしっかり面白いものに出会えるとなんだか嬉しくなりますね。
あ、いや、悪役令嬢モノとかも面白いものはちゃんと面白いんですけどね…!
どうやら廃墟シリーズとして次作があるようなので、時間が空いたらそちらも読んでいきたいです。
できたら同じ作者さんの他の作品も。